入会したフレッシュ診断士研究会を主宰する小林先生が編集された「中小企業診断士の資格を取ったら読む本 II(レジェンド診断士の金言)」を読みました。以下、備忘です。
- 「状況(situation)」、「自分自身(self)」、「支援(support)」が点検できたら、今後のキャリア開発における「戦略(strategies)」を考えます。自分のリソースを生かして何に取り組むのか、どういう顧客のどのようなニーズに応えるべきか、顧客からみた自身の価値は何か、といったようなことを検討して戦略を構築します。診断士として独立するメリットは、(独立当初は難しいかもしれませんが)自分がやりたい仕事をやれるということです。自分の強みを生かして顧客に喜んでもらうことを基本に、今後の戦略を考えましょう。(p.60/第4章「いい仕事はいい環境から」)
- 単独で仕事を受託し遂行する場合でも、自分の出身企業(大企業と思われる)の自慢や会社での職歴の自慢をしたがる人が多いです。特に、定年退職後すぐにコンサルタントとして独立した人などにはこの傾向ががあります。中小企業のクライアントは相手の自慢話を好みません。相手に対しどう貢献できるかの話に重点化すべきです。(p.67/第5章「コンサルビジネスはこうする」)
- 顧問契約書の事例(p.71/第5章「コンサルビジネスはこうする」)
- 日本標準産業分類細分類によれば、二歩には1,460種類の産業があります。このように多種多様な産業(=業種)がある中で、自分がよく知っている業種といえば、自分が勤務している(していた)業種くらいしかないのが普通と考えられます。診断士として仕事を進めていくにあたって、自分が経験のある業種に当たる可能性はほぼゼロに等しいので、自分の専門分野にドンピシャの仕事を待っていると、いつまでも仕事を始められません。(p.118)自信があるから仕事を受けるのではなく、実際に仕事を受け、努力し、経験を重ねることで自信が生まれてくるのです。(p.119/第9章「ビジネスは積極的に開発する」)
- 資格を取ったら、最初の数年間はお金を使いなさい。先々どれだけの展開ができるかは、最初にどれだけお金を使ったかで決まってくるのです。(p.129/第10章「波形会長の心に残る一言」)
- 特に、「常に新しいものにチャレンジする心構えを持つ」については、会長自身が実践していることを目の当たりにしました。その頃開始された「ITコーディネータ制度」に会長が挑戦したのです。合格した会長が笑いながら「私は現在、最年長のITコーディネータである」と話したことが、強く印象に残っています。(p.131/第10章「波形会長の心に残る一言」)
- 診断士は企業に夢を持たせる仕事である。(p.143/第10章「波形会長の心に残る一言」)
フレッシュ診断士研究会で学ぶ一年間、この本は何度も読みかえすことになりそうです。

中小企業診断士の資格を取ったら読む本 II: レジェンド診断士の金言
